鎖骨骨折
2013.07.27更新

こんにちは


今日は羽村の夏祭りですね


行ったことがないという患者様が結構多くてびっくりしてます

さて、昨日の夜に鎖骨骨折をした患者様が来院しました。
受傷原因は、サッカー



鎖骨骨折は、若年者に起こりやすく、発生頻度が『全骨折の約10~15%を占める』と言われています


なぜ発生頻度が高いのかというと・・・
鎖骨の構造に理由があります。
①直上から見て緩やかなS字状を呈している
②横から見ると中央から外側にかけて、丸から三角に近い形状に扁平していく
③丸から三角へなる途中が鎖骨の最も弱い部位の『脆弱部位』がある
その『脆弱部位』での鎖骨骨折が


今回の患者様も脆弱部位での骨折でした。
骨折の部分が皮膚を突き破って出血していたり、第三骨片(小さなかけら)がなければ、鎖骨骨折は保存療法で治ります

当院での治療は主に、整復が必要であればおこない、微弱電流治療器の『レクトロアキュスコープ』と『エレサス』を使用し痛みを素早くなくし、骨癒合を促進します。あと、胸郭を広げるためクラビクルバンドという固定をします。
なぜ胸郭を広げるかというと、鎖骨は胸から肩にかけて橋渡しをしているので、猫背になったり腕を上げると骨折している部位に動きが生じてしまい、変形治癒や偽関節と言ってくっつかなくなってしまうのです。
骨が癒合するまでには約8~10週かかり、リハビリも順次行っていきます。
3週間固定していると関節拘縮(関節が固まる)が起きてしまうので、長期の固定は注意していかなければなりません。
骨折 = 手術 ではないので、怪我をした場合は早期に治療をしましょう。
近隣の方はぜひ当院へ


五ノ神接骨院